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yuki☆tomo

Author:yuki☆tomo
日本の片隅でひっそりと신화愛を囁く。

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Bloody Lover #19 - All member -

2020.10.12 19:00|創作
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本作は私がFF話の師匠と仰ぐ方の某作品から少しだけ設定等を拝借して書いた物です。その方にはちゃんと許可を頂いております。
ただ今回は(てか最近はずっとだけど)定期的に更新できないと思います。
時々更新をお休みさせて頂く日もあるかと思いますが、よろしければ気長にお付き合い下さいませ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「エンディとはエリヒョンの部屋や会社の寮でよく一緒に居たから…。エンディはけっこう自由奔放だから何となく心配と言うか気になって…」
「え…」

チュンジェの言葉にミヌが驚きの表情を見せた。

「ミヌ?どうした?」
「…あ、いや…何でもない」

明らかに動揺している様子のミヌに尚も問い質そうとして

「ミヌさん、もしかしてエンディと…?」
「…っ!!」

ミヌが先刻よりも更に紅くなった。

「…そう……なのか?」

ドンワンが驚きを隠さずに…いや、何となく思っていたけど今確信した様に言うと、ミヌは小さく頷いた。でも直ぐに顔を上げて

「やっ、でも!そうは言っても少し血を飲まれただけで…エンディは吸血鬼の事とかマスターの事とか色々教えてくれたから、その…お礼っていうか…」
「エンディは魅かれた相手じゃなければどんなに喉が渇いていても血を飲まないんです。それに今後何の接点も持つ気の無い人間に、自分が吸血鬼である事を明かしたりしないしましてやマスターについて喋ったりしません」




チュンジェの言葉に、あの日のエンディを思い出す。
同時に、気づけばエンディの上で揺れながら信じられないほどの快感と興奮に溺れていた自分を…

「エンディは…きっとミヌさんを好きになったんだと思います」

チュンジェが俺を見て優しく笑った。


『僕は……ミヌさんが好きなのかもしれない』


あの日のエンディの声を、視線を、肌の熱さを思い出す。
首筋のエンディに血を吸われた箇所にそっと触れる。小さな二つの穴は翌日には消えていた。

「……ンなの……分かんねぇよ…」

エンディに血を吸われ思うがままに抱かれたあの日の翌日、目が覚めたのは空が白み始めた頃だった。ホテルの部屋の何処を探してもエンディの姿は無かった。ただベッドサイドの小さなテーブルに “また会いましょう” とだけ書かれたメモが残されていただけだった。
そのメモからはエンディと同じ香水の匂いがした。

「…エンディは……ただの暇潰し、火遊びぐらいに思ってるんじゃないか」
「それは無いです」




強く断言する声に隣を見ると、チュンジェの顔は至って真剣だった。

「ミヌさんがエンディと初めて会ったのは俺がヘソンヒョンと出逢った日ですよね。あの日、エンディは太陽が昇り始めるギリギリ前に帰って来たってエリヒョンが言ってました。多分…できるだけミヌさんと一緒に居たかったんだと思いますよ」
「…っ、そんな訳…」

言葉に詰まるミヌが何だか可愛く見える。

「エンディは余り口にしないけど、エリヒョンとドンワンさんの関係を羨ましがってましたから」
「そう…なのか?」
「ドンワンもチュンジェやエンディに会ったのはあの日が初めてなのか?」
「ああ。職場の先輩に参加者の数合わせを頼まれちまったから、エリックに頼んだんだよ。そしたら2人が来たんだ」
「なら運命だったのかもしれないね、エンディがミヌさんと出逢ったのは。俺とヘソンヒョンみたいに」


笑ったチュンジェは、マスターとしての贔屓目抜きに輝いて見えた。

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テーマ:二次創作(BL)
ジャンル:小説・文学

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