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yuki☆tomo

Author:yuki☆tomo
日本の片隅でひっそりと신화愛を囁く。

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Bloody Lover #20 - All member -

2020.10.13 19:00|創作
20200906220558099.jpeg

本作は私がFF話の師匠と仰ぐ方の某作品から少しだけ設定等を拝借して書いた物です。その方にはちゃんと許可を頂いております。
ただ今回は(てか最近はずっとだけど)定期的に更新できないと思います。
時々更新をお休みさせて頂く日もあるかと思いますが、よろしければ気長にお付き合い下さいませ。

長々と連載してまいりましたが、明日が最終話となります。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


少し離れたテーブル席でドンワンとミヌ、ヘソンとチュンジェが向かい合って座り話している様子を、カウンター席から眺める。
どうやらヘソンがチュンジェのマスターだという話をしているらしい。声は聞こえなくとも唇の動きで話の内容はだいたい解る。

「エンディ、お前ミヌに何したんだ?血を飲んだだけじゃないだろ」
「別に何も?」

隣では呼んでもいないのに勝手に付いて来たエンディが、カクテルグラスを揺らしていた。

「嘘つけ。あの日、会場からお前がミヌを連れ出して行くのを見てるんだよ。いくらミヌがフレンドリーでも、あの時のミヌがいつものミヌでなかった事ぐらい分かってるんだ」
「本当に何もしてないよ。あ、でも…手というか指に触れたけど」

エンディが記憶を辿る様に宙を見上げた。

「指ねぇ」
「口でね」
「ブッ!」

思わず飲んでいたワインを吹き出す。

「お前な~」
「イ・ミヌって可愛い人だね、エリヒョン」
「……まぁな…」

エンディが楽しそうに笑うのを見て

「…もしかして……本気なのか?」

頭に浮かんだ言葉をそのまま口にする。

「かもね~」
「エンディまさかっ…」

エンディのグラスを持つ手を引っ掴む。

「ミヌはエンディのマスター…だったのか?」
「え?」

少し驚いた顔で俺を見ていたエンディが、一瞬きょとんとした後「アハハ」と笑った。

「違うよ~。偶々彼処で会ったドンワンさんの友人の2人が僕とチュンジェのマスターだったなんて、そんな都合の良い話がある訳無いでしょ?」

確かにエンディの言う事ももっともだ。

「でもお前が人間にそんなに興味を持つなんて」
「純粋に……惹かれたんだ」

エンディが手にしたグラスをゆるりと回す。カランとグラスの中の氷が鳴った。

「不思議な人だね、あの人は。あの人を見てると何故かもっと彼の事を知りたくなるんだ」

そう言ってエンディがはにかむ様に微笑った。その顔はまるで、初恋にときめく少年みたいで…
素直にエンディを可愛いと思った。伸ばした手でエンディの頭を撫でる。
振り向いたエンディがくすくす笑いながら

「エリヒョンにこんな風に頭を撫でられるなんて何十年ぶり?」
「さあな、30年?40年ぶりか?」

俺の方に顔を寄せた。俺が少し角度を変えれば唇が触れそうな距離で、エンディが俺の耳許に口を近づける。

「でもヒョン、簡単にこんな風に他の男に触れるのはマズイんじゃない?」
「うん?」
「向こう…妬いちゃってるんじゃない?」

エンディが囁いたのと鋭い視線を感じたのが同時だった。
視線を追いかけた先でドンワンが、隠す事無く俺を睨んでいた。


…エンディ、ドンワンが見ているのを知ってて…


「じゃ、僕もう帰るね。頑張って、エリヒョン」

エンディが笑いながら立つと俺の肩をポンと叩き、後ろ手を振りながら去って行った。

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テーマ:二次創作(BL)
ジャンル:小説・文学

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