ずっと一緒 - Kyodeng -
2020.11.24 19:00|創作 ‐ Kyodeng ‐|
1号館の更新は久しぶりですね。
今月はずっと2号館の更新だったので、1号館は今日が今月初です。何故、今日は1号館更新かというと
ドンワンとヘソンの真ん中Birthdayだからです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今月はずっと2号館の更新だったので、1号館は今日が今月初です。何故、今日は1号館更新かというと
ドンワンとヘソンの真ん中Birthdayだからです。
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夜遅くに俺の部屋に遣って来た来訪者は、ソファの上で面白くなさそうな顔をしていた。
「何て顔してんだよ」
お茶を淹れたカップをテーブルに置いて隣に座ると、ドンワンが唇を突き出して俺を見た。
「今日は何月何日だ」
「11月24日」
「3日前は何の日だ」
黙ったままドンワンの顔を見返すと、即答しなかった事が不満だったのだろう…ドンワンは拗ねた様子でまた前を向いた。
…あぁ、だからか
多分ドンワンは、俺がドンワンの誕生日を忘れていると思ったのだろう。
もしここで「ドンワンの誕生日だろ」と直ぐに答えたとしても、ドンワンは拗ねただろう事は想像に難くない。
「別に忘れてやしないよ」
「だったら何で何も言って来ないんだ?部屋に来ないんだよ!」
「お前今ミュージカルに出てるだろ?」
「まだ始まったばかりだし、21日は出演日じゃなかった」
「だからだろ?始まったばかりだからこそ気を抜くべきじゃない」
「けどさぁ」
「今日だって夜公演だったんだろ。態々来なくても良いからちゃんと家に帰って休めよ」
自分では正論を言ったつもりだったけど、俺の言葉にドンワンは少なからず傷ついた様な寂しそうな顔を見せた。
「…ドンワン?」
「ヘソンは……会いたくないのか?」
「…は?」
「俺はヘソンに会いたかったよ。俺はミュージカルの練習続きだしヘソンはラジオの仕事がある。今日ぐらいは…どうしても会いたかったんだ」
ドンワンが少し力を籠めた “今日ぐらいは” という言葉に漸く理解した。
そっか、今日は真ん中バースデイだっけ…
時計を見ると、あと10分ちょっとで日付が変わる頃だった。
「ドンワン、シャワーは?」
「公演が終わった後にすませてる」
「そっか。じゃあもう寝よう」
「え?」
お茶が残ったままのカップをシンクに置くと、寝室に向かい服を着替える。
少し遅れて寝室に来たドンワンに着替えの服を渡して布団に潜り込むと、小さく溜め息が聞こえた数分後にベッドが揺れた。
「ドンワン」
そのまま暫く続いた沈黙を破ったのは俺だった。
「…何だよ」
「別に会いたくないとかそんなんじゃないよ。俺も…いつだってドンワンに会いたいと思ってる」
「……」
「…ずっと…一緒にいよう。ずっと…一緒にいたい」
天井を向いたままの俺の隣で、ドンワンが体ごと俺の方を向いたのが暗闇でも分かった。
「…ヘソン」
「うん?」
「愛してる」
「……あぁ、俺もだ」
肩にゆっくりと触れて来た温もりが何だか嬉しくてそっと手を握った時、枕元の時計がカチッと鳴って日付が変わった。
「何て顔してんだよ」
お茶を淹れたカップをテーブルに置いて隣に座ると、ドンワンが唇を突き出して俺を見た。
「今日は何月何日だ」
「11月24日」
「3日前は何の日だ」
黙ったままドンワンの顔を見返すと、即答しなかった事が不満だったのだろう…ドンワンは拗ねた様子でまた前を向いた。
…あぁ、だからか
多分ドンワンは、俺がドンワンの誕生日を忘れていると思ったのだろう。
もしここで「ドンワンの誕生日だろ」と直ぐに答えたとしても、ドンワンは拗ねただろう事は想像に難くない。
「別に忘れてやしないよ」
「だったら何で何も言って来ないんだ?部屋に来ないんだよ!」
「お前今ミュージカルに出てるだろ?」
「まだ始まったばかりだし、21日は出演日じゃなかった」
「だからだろ?始まったばかりだからこそ気を抜くべきじゃない」
「けどさぁ」
「今日だって夜公演だったんだろ。態々来なくても良いからちゃんと家に帰って休めよ」
自分では正論を言ったつもりだったけど、俺の言葉にドンワンは少なからず傷ついた様な寂しそうな顔を見せた。
「…ドンワン?」
「ヘソンは……会いたくないのか?」
「…は?」
「俺はヘソンに会いたかったよ。俺はミュージカルの練習続きだしヘソンはラジオの仕事がある。今日ぐらいは…どうしても会いたかったんだ」
ドンワンが少し力を籠めた “今日ぐらいは” という言葉に漸く理解した。
そっか、今日は真ん中バースデイだっけ…
時計を見ると、あと10分ちょっとで日付が変わる頃だった。
「ドンワン、シャワーは?」
「公演が終わった後にすませてる」
「そっか。じゃあもう寝よう」
「え?」
お茶が残ったままのカップをシンクに置くと、寝室に向かい服を着替える。
少し遅れて寝室に来たドンワンに着替えの服を渡して布団に潜り込むと、小さく溜め息が聞こえた数分後にベッドが揺れた。
「ドンワン」
そのまま暫く続いた沈黙を破ったのは俺だった。
「…何だよ」
「別に会いたくないとかそんなんじゃないよ。俺も…いつだってドンワンに会いたいと思ってる」
「……」
「…ずっと…一緒にいよう。ずっと…一緒にいたい」
天井を向いたままの俺の隣で、ドンワンが体ごと俺の方を向いたのが暗闇でも分かった。
「…ヘソン」
「うん?」
「愛してる」
「……あぁ、俺もだ」
肩にゆっくりと触れて来た温もりが何だか嬉しくてそっと手を握った時、枕元の時計がカチッと鳴って日付が変わった。
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